カテゴリ: Java 更新日: 2025/06/23

JavaのBufferedInputStreamクラスとmarkSupportedメソッドを解説!マーク機能が使えるか確認する方法

BufferedInputStreamのmarkSupportedメソッド
BufferedInputStreamのmarkSupportedメソッド

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Javaでストリームの読み取り位置を戻せるって聞いたんですが、全部のクラスでできるんですか?」

先生

「全部ではありません。markresetが使えるかは、クラスによって違うんです。その確認に使うのがmarkSupportedメソッドです。」

生徒

「なるほど、使えるかどうかを調べる方法があるんですね。それって実際にはどうやって使うんですか?」

先生

「それでは、BufferedInputStreammarkSupportedメソッドの使い方を詳しく見ていきましょう。」

1. BufferedInputStreamクラスとは

1. BufferedInputStreamクラスとは
1. BufferedInputStreamクラスとは

BufferedInputStreamは、Javaでデータをバッファに一時的にためながら読み取るためのクラスです。バッファ機能があることで、読み取り操作の効率が向上し、パフォーマンスの高い入出力が可能になります。

ファイルやネットワークなどからデータを1バイトずつ読み込むよりも、BufferedInputStreamを使えばまとめてデータを読み込んでくれるので、処理が速くなります。特に大きなファイルを読み取るときに便利です。

2. markとresetは便利な機能

2. markとresetは便利な機能
2. markとresetは便利な機能

BufferedInputStreamでは、ストリームの現在位置を記録しておき、後からその位置に戻ることができます。それを実現するのがmarkresetメソッドです。

たとえば、ファイルの先頭から少し読み取ってみて、必要があれば最初から再読み込みしたいといったケースで役立ちます。ただし、すべてのストリームでmarkresetが使えるわけではありません。そこで登場するのがmarkSupportedメソッドです。

3. markSupportedメソッドとは?

3. markSupportedメソッドとは?
3. markSupportedメソッドとは?

markSupportedメソッドは、現在使っているInputStreammarkresetに対応しているかどうかを確認するためのメソッドです。戻り値はboolean型で、対応していればtrue、非対応ならfalseが返ります。

たとえば、FileInputStream単体ではmarkに対応していませんが、それをBufferedInputStreamでラップすれば、mark機能が使えるようになります。

4. markSupportedメソッドの使い方を見てみよう

4. markSupportedメソッドの使い方を見てみよう
4. markSupportedメソッドの使い方を見てみよう

import java.io.BufferedInputStream;
import java.io.FileInputStream;
import java.io.IOException;

public class MarkSupportedExample {
    public static void main(String[] args) {
        try (BufferedInputStream bis = new BufferedInputStream(new FileInputStream("sample.txt"))) {
            if (bis.markSupported()) {
                System.out.println("このストリームはmarkに対応しています。");
            } else {
                System.out.println("このストリームはmarkに対応していません。");
            }
        } catch (IOException e) {
            e.printStackTrace();
        }
    }
}

このストリームはmarkに対応しています。

このように、BufferedInputStreamではmarkSupportedメソッドがtrueを返すため、安心してmarkresetを使うことができます。

5. markSupportedがfalseの場合はどうする?

5. markSupportedがfalseの場合はどうする?
5. markSupportedがfalseの場合はどうする?

もし、使っているストリームでmarkSupportedメソッドがfalseを返した場合は、そのままではmarkresetは使えません。

その場合は、BufferedInputStreamPushbackInputStreamなど、mark対応のクラスでラップすることで対応できます。たとえば以下のように使います。


import java.io.BufferedInputStream;
import java.io.FileInputStream;
import java.io.InputStream;

public class WrapExample {
    public static void main(String[] args) throws Exception {
        InputStream original = new FileInputStream("sample.txt");
        InputStream wrapped = new BufferedInputStream(original);

        System.out.println("mark対応: " + wrapped.markSupported());
    }
}

mark対応: true

BufferedInputStreamで包むことで、もともと対応していなかったFileInputStreamも、mark機能が使えるようになります。

6. markSupportedとバッファサイズの関係

6. markSupportedとバッファサイズの関係
6. markSupportedとバッファサイズの関係

markSupportedメソッドがtrueを返しても、markresetが常に成功するとは限りません。内部バッファのサイズが小さいと、読み込みが進むにつれてマーク位置のデータが失われる可能性があります。

そのため、markを使うときは、必要な分の読み取りバイト数(readlimit)をしっかり指定し、必要に応じてバッファサイズを大きくすることも検討しましょう。

7. markSupportedの使いどころと実用例

7. markSupportedの使いどころと実用例
7. markSupportedの使いどころと実用例

Javaでストリーム処理を行う際には、入力の途中で条件分岐したり、データを戻して再解析する場面があります。そのような場合にmarkSupportedを使って事前に確認しておけば、安全にmarkresetが使えます。

特に以下のようなシーンで役立ちます。

  • ファイルの先頭を読み取って形式判定後に戻す処理
  • データ解析中に複数の解釈候補を試したいとき
  • ネットワーク経由で受信したバイナリデータのヘッダー解析

このような実用例でも、markSupportedを先に呼び出すことで、対応可否を事前に把握し、処理の安全性と信頼性を高めることができます。

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