カテゴリ: Servlet 更新日: 2025/11/05

JavaのHttpServletRequestWrapperとgetRequestURLメソッドを完全ガイド!初心者でもわかるURL取得の基本

HttpServletRequestWrapperのgetRequestURLメソッド
HttpServletRequestWrapperのgetRequestURLメソッド

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Javaで、今アクセスされているページの完全なURLを取得するにはどうすればいいですか?」

先生

「その場合は、HttpServletRequestWrapperクラスのgetRequestURLメソッドを使うと、フルURLが取得できます。」

生徒

「URIとURLってどう違うんですか?」

先生

「URIはパスの部分だけ、URLはスキームやホスト名も含む完全なアドレスです。それでは具体的に説明していきましょう。」

1. javax.servlet.httpパッケージとは

1. javax.servlet.httpパッケージとは
1. javax.servlet.httpパッケージとは

Javaのjavax.servlet.httpパッケージは、Webアプリケーションを開発するときに使用する基本的な機能を提供するパッケージです。

HttpServletRequestHttpServletResponseといったクラスを使って、クライアントからのリクエスト情報の取得やレスポンスの返却が行えます。

このパッケージに含まれるHttpServletRequestWrapperは、既存のリクエストオブジェクトをラップして、動作を拡張したいときに使います。

2. HttpServletRequestWrapperクラスとは

2. HttpServletRequestWrapperクラスとは
2. HttpServletRequestWrapperクラスとは

HttpServletRequestWrapperは、HttpServletRequestのすべてのメソッドを引き継ぎつつ、必要に応じて独自の処理を追加できるラッパークラスです。

たとえば、フィルターの中でパラメータを加工したり、セキュリティの処理を加えたりする場面でよく使われます。

3. getRequestURLメソッドの基本

3. getRequestURLメソッドの基本
3. getRequestURLメソッドの基本

getRequestURLメソッドは、HTTPリクエストされたURL全体(スキーム、ホスト名、ポート番号、パス)を取得できるメソッドです。

たとえば、次のようなURLでWebアプリケーションにアクセスされた場合:

http://localhost:8080/sample-app/page/detail

getRequestURL()は以下の文字列を返します:


http://localhost:8080/sample-app/page/detail

クエリパラメータ(例:?id=123)は含まれない点に注意しましょう。

4. getRequestURLの使いどころ

4. getRequestURLの使いどころ
4. getRequestURLの使いどころ

getRequestURLメソッドは、以下のようなシーンで活用されます:

  • アクセスログに完全なURLを記録したいとき
  • リダイレクト先やリンクURLを動的に生成したいとき
  • Web APIでアクセス先のURLをベースにした処理を行いたいとき
  • フルURLを利用してページ情報を外部に通知したいとき

ページの判別やアクセス管理を行う上で、非常に重要な情報源となります。

5. HttpServletRequestWrapperでgetRequestURLを使うサンプル

5. HttpServletRequestWrapperでgetRequestURLを使うサンプル
5. HttpServletRequestWrapperでgetRequestURLを使うサンプル

それでは、HttpServletRequestWrapperを使ってgetRequestURLメソッドを呼び出すJavaサーブレットのサンプルコードを紹介します。


@WebServlet("/full-url")
public class RequestURLServlet extends HttpServlet {
    @Override
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {

        HttpServletRequestWrapper wrapper = new HttpServletRequestWrapper(request);
        StringBuffer requestURL = wrapper.getRequestURL();

        response.setContentType("text/plain; charset=UTF-8");
        response.getWriter().println("リクエストされたURL: " + requestURL.toString());
    }
}

6. getRequestURLの実行結果例

6. getRequestURLの実行結果例
6. getRequestURLの実行結果例

たとえば、次のURLにアクセスした場合:

http://localhost:8080/sample-app/full-url

出力結果は以下のようになります:


リクエストされたURL: http://localhost:8080/sample-app/full-url

このように、ドメイン名やポート番号を含んだ完全なURLが取得できます。

7. 初心者が気をつけたいポイント

7. 初心者が気をつけたいポイント
7. 初心者が気をつけたいポイント

getRequestURLで得られるのは、文字列ではなくStringBuffer型です。そのまま出力したいときはtoString()を呼び出して変換する必要があります。

また、クエリパラメータ(例:?page=2)は含まれていないため、必要に応じてgetQueryString()と組み合わせて扱うのがポイントです。

8. Webアプリケーションでの活用例

8. Webアプリケーションでの活用例
8. Webアプリケーションでの活用例

例えば、メールで「このページにアクセスしてください」というリンクを自動生成する場面では、getRequestURLで取得したURLを使えば正確なリンクを作ることができます。

また、複数ドメインで動作するWebシステムで、アクセス先のホスト名ごとに処理を分けたいときにも、フルURLの取得は欠かせません。

Java ServletによるWebアプリ開発では、HttpServletRequestWrappergetRequestURLの正しい理解がとても重要です。

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